「でも…返事は今じゃなくていい。」
そう言い、私から急に手を離す。
熱かった手は急に冷めた。
「返事…私、ゆっくりと決められないよ…」
私…今生きるのにすごい必死で…
もし、私がいなくなったら…
二人が辛いじゃない…
「そうだな。でもさ、いいんじゃないか?」
そう言い始める。
「俺さ本当は告白しちゃいけないってすんげー思った。けど、やっぱ…」
そしたら、空くんはこう言ったんだ。
「好きって思ったら止められないんだよ。」
どうしよう…
私、やっぱり空くんが好きだーー…
涙がどうしようもなく溢れてくる。
空くんが言っていることが
胸に響く。
私も、同じなんだよ…っ
でもね…でもね…


