空に染まる白い雲。



確かに…熱い……



「何か、あったのか…?」

大樹にばれちまう……。



「いや…「なんかあっただろ?」


俺の言葉を遮るように大樹は言う。






「はぁ…はいはい。何かありましたよ…」

本当、大樹には敵わねー…









俺がさっきの出来事を話すと…



「会いたいっ!!」



は…?まてまて??
第一声が、会いたいってなんだよ。

「いみわかんねーよ。」

「いや、会いてーよ。」

こいつは一度言い出すととまらねーからな。





「じゃ、行くぞ!」

俺は大樹に肩を貸しながら、歩いた。








…505……505…




あった。

閉じている扉の前で止まる。