確かに…熱い……
「何か、あったのか…?」
大樹にばれちまう……。
「いや…「なんかあっただろ?」
俺の言葉を遮るように大樹は言う。
「はぁ…はいはい。何かありましたよ…」
本当、大樹には敵わねー…
俺がさっきの出来事を話すと…
「会いたいっ!!」
は…?まてまて??
第一声が、会いたいってなんだよ。
「いみわかんねーよ。」
「いや、会いてーよ。」
こいつは一度言い出すととまらねーからな。
「じゃ、行くぞ!」
俺は大樹に肩を貸しながら、歩いた。
…505……505…
あった。
閉じている扉の前で止まる。


