空に染まる白い雲。





でも、また私の手を掴む。








これ以上私の心の中に入ってこなければいいのに…






この数日間、空くんと会えなくて寂しくて遠いなぁ…

って、思った。





でも、逆に好きが増えてくる。









会えなくなればいいのに…









空くんは来るんだーーー…








私の心はもうすでに、空色に染められてるんだから。















「なぁ…白雲。さっきなんもないって言ったけど…やっぱある。」




「…」

空くんの手は私の手と重なり合い





「俺さ、大樹と喧嘩した理由はお前関係。で、」



私の指に空くんの指が絡めあう。



「俺も大樹も、お前が」






そして、ぎゅっと握りしめた。










「好きなんだよ。」











私はその言葉を聞いて、一筋の涙が頬を伝った。