空に染まる白い雲。




「へへ…」



なんて、照れてるのかそんな声を出した空くん。








すごい、甘えんぼうさんだな…





そして私が頭を撫でるのをやめると…

空くんは私から離れていく。





椅子に座り…

手を握ってきた。









「今日、なんか空くん…変だよ?」




私はそう言いつつも、手を握り返した。






ふふっと笑う空くん。






「別に??」


でもなぜか眉を下げていた。












なんかあったのかな……




私は心配になってしまい

手をぎゅっと握った。











「はぁ…お前は知らなくていいよ。」


私の心読まれた?!



しかも、私は知らなくていいの…?








「私、関係あるの??」



だって知らなくていいって言われたし…











困った顔をする空くん。


それから少し経ち…



空くんが口を開く。

「まぁ…大樹と喧嘩した。」


「え?!大樹くんと?!」


私は驚いてしまい、空くんの手を離した。


「あ、離すなよ。」


そう言って私の手をまた握った。





なんでだろう…??


まぁ、嫌な気はしないから
いいんだけど…