放課後になり今日も部活をする。
あと残り二ヶ月…
三年生の引退試合。
皆は気合いをさらにいれ、
俺はバスケに集中しようと白雲のこと忘れようと頑張った。
バスケが終わるのは、空が真っ黒になっている頃だった。
俺は大樹と距離をおいていた。
今、どうしたらいいか分からないからだ…
俺は一人でとぼとぼ歩いていた。
もう目の前には白雲のいる病院。
こんな時間だから多分会えないだろう。
あいつ、寂しくないのかな…。
なんて思ってしまう。
白雲に会いたい…
でも無理なのか…
俺は心の中でため息をしてしまう。
白雲に気持ち伝えたらいいな。って思う。
でも…白雲が困るだけかもしれない…
信じがたいけど…
もし…
もしも…
白雲がいなくなったら…
悲しむのは俺で…
だからこの気持ちは抑えないとダメだと思う。
そう思いながら、病院を見るのはやめて
家へと帰っていった。


