でも、いつも通りに戻り…
「きょ、今日いい天気だね…!」
焦っているのか早口で言っていた。
俺は「そうだな。」と返事をした。
それから少しの沈黙。
俺は白雲を見ると
少し汗をかいていて、なぜか頭を抱えた。
「ちょっ…大丈夫か?やっぱり今日具合悪い?」
俺は焦って、白雲に近づき、聞いた。
苦しそうな顔をしているのに
首を横に振った。
「ご、ごめ、ん…どうしたら…いいか、分からなくて…」
そう呟き、まだ頭を抱えていた。
俺が顔色を確かめようとしたら…
なぜか白雲は涙を流していた。
ポタポタ…と落ちる涙。
「っ!!、白雲?!」
俺は驚き白雲を呼んでしまった。
「空く、ん…」
そう苦しそうに言った。
「ナースコールっ!」
俺は必死になってナースコールに手を伸ばす。
だけど、それを阻止する白雲。
「い、い…いいの…っ」
必死な様子で俺に告げた。
逆に俺がパニックになった。


