その言葉で私は抵抗をやめる。


それから、看護師が私の病室に来た。

そして、看護師が私に近づく
「や、やだぁ…」


泣き目になり
空くんに抱きつきながら

私は震える唇で言う。





空くんは、
「看護師さん。今は、そっとしてもらってもいいですか?」

そう言った。



看護師さんはそこで止まる。
「ごめんなさいね…」



そして、担当医も
「君だったら大丈夫そうだね。お兄さんに連絡しないといけないから、少し外すよ。」







ーー…そして、私は空くんに肩を貸してもらいながら歩いた。













連れてきてもらったのは…

病院の屋上。



ひんやりとした空気が私を安心させてくれる。





二人でベンチに座る。


………。