私はしばらくと待つと…
トントン…。
と、扉からノック音が…
私は一瞬だけドキッとして
「は、はい。」と緊張しながら返事をした。
ガララ…と開いた扉。
それから私はその入ってきた人を見る。
「よっ。」
と、挨拶をしてきた。
「あ、はい…」
あ、敬語…
多分、同い年だから敬語じゃなくていいんだよね??
「空…く、ん?」
「ん?」
私が呼んでみるとその人は返事をした。
この人が…"空くん"。
空くんは、椅子に座りながら私に笑いかけた。
「なんか…いつもと違うな?」
あぁ…この人は…
なんでこんな綺麗に笑うんだろう…
と、思った。
もし、私が記憶が飛んでいると
言ったらこんな綺麗な笑顔は消えてしまうのかな…。
でも嘘つくのも嫌だ…。
それに…なんか思い出せそうなんだ。


