ジリリリリリリリ!


うるさい目覚ましの音が聞こえる。


開かない目を無理やり開くために、ムクリと起き上がり、洗面所へ向かう。



バシャバシャと顔を洗い、完全に目が覚めた私は、タオルを取ろうと左手を伸ばした。


しかし、そこにタオルは無い。