『っ、ひゃぁ!』 慣れないヒールを履いていたせいか、あたしの足がもつれた。 『…っぶね』 奏太が支えてくれて転ぶのは防げたけど……… 近いっ…!! 『足、ヘーキ?』 『ぅ、…うん。ありが、と………』 うわーーっ、恥ずかしい…… 『…ぁの…さ。』 長い長い沈黙。 …………………………? 『…っ手ぇ、繋いでも、い?』 へ? 奏太の顔を見ると… ぅ…わ。 奏太の顔、真っ赤。 『ぅ、うん。いいけど………』