7分の1のスキ。



途中。

いちおう、奏太に連絡しようと思った。


でも。

気まずいし、昨日の事もある。



それに、三木くんと笑っていたのが

楽しくて、

あったかくて、


やっぱりやめた。





三木くんがビニール傘を開く。


カサが二つあったら、周りから見ても、奏太から見ても、悪くないと思ったけれど


しょうがない。



あたしは水たまりを飛び越して、三木くんが開いたカサに入った。