三木くんばっかりあたしに気持ちを伝えて、
あたしは何もしてない。
伝えなきゃ、
こうやっていることがすごく幸せだってことを。
「あたし…三木くんと一緒に居るとね、すごく幸せ、…なんてゆーか、あったかいんだ…」
う、
なんと言いますか…すごく恥ずかしい…
「だから…その……好___!」
あたしが言い終わる前に、三木くんの熱が体に伝わる。
「上原、やばい。お前…俺の心臓どーしてくれるんだよ」
きつく抱きしめられる。
お前ってはじめて呼ばれた……
なんだか、そのことに無性にときめいてしまった。
ふ、と緩むあたしの体。
三木くんの手が、あたしの首に回る。
くい、と引き寄せられる顔。
あ………
キス……___…
その瞬間、あたしの頭の中がものすごいスピードで働いた。
浮かぶのは、
丸い部屋の出来事。

![無題: 小野寺久子より [修正中]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.790/img/book/genre6.png)
