「…っ、あたしは、三木くんと付き合ってるのに……_____…っ」 奏太が ふ、と小さく笑った。 「お前、ほんとうざい」 奏太の手が、 あたしの手に触れて、 さっきみたいにまた、引っ張られたんだ。 今日は、引っ張られてばっかだな… なんて、考えたけど、 そんな暇もなく、体が前のめりになった。