7分の1のスキ。




「なんでこんなこと……」



奏太は、落ち着いた風貌で座りながら答えた。


「なんでって…足痛そうだったから」




「三木くん達とはぐれちゃったじゃんかっ」



…なんなの………



息を吐いて、あたしも奏太の前に座ることにした。





観覧車の窓を見つめる。




ミニチュアになった様な、遊園地。



三木くん、大丈夫かなぁ……




エリカちゃんと一緒だったらちょっと嫌だけど、あたしも人のこと言えないし…



あたしは、それからしばらくの間



小さなアトラクション達や、たくさんいる人をぼーっと
眺めていた。