7分の1のスキ。





「ばーか」







奏太が、



…奏太は、



笑ってそう言ったんだ。





こんな顔、初めて見た。



奏太が歩き出すのにつられて、あたしもそれを追いかける。



頭の中に、



奏太の笑顔の
残像だけが、まぶしく残る。