「ううん、大丈夫。…荷物みてて」 ゆっくりと、 落ち着いて、首を振った。 そう言って振り返り、自販機に向かうあたし。 荷物があるベンチから二分くらい歩いたところにあったそれ。 …遠い………… ここまで来ただけなのに、息切れしている自分が情けない。 …さっさと戻ろ…… ぱち、ぱち…とボタンを押して、適当にお茶やジュースを選ぶ。