7分の1のスキ。





「ううん、大丈夫。…荷物みてて」



ゆっくりと、
落ち着いて、首を振った。



そう言って振り返り、自販機に向かうあたし。


荷物があるベンチから二分くらい歩いたところにあったそれ。



…遠い…………



ここまで来ただけなのに、息切れしている自分が情けない。

…さっさと戻ろ……



ぱち、ぱち…とボタンを押して、適当にお茶やジュースを選ぶ。