エリカちゃんは、奏太の手を掴んで駅に向かう。 それに続いてあたし達も向かった。 切符を買う時に奏太と目があってしまったんだ。 …あ……_____… フイ、と逸らされる目。 奏太は何事もなかったように、ホームに向かった。 …やだなー……こんなの… 元カレとダブルデートってどんだけよ… ため息をついたあたしが電車に乗って、遊園地に着くまで喋っていた間、奏太とは一回も目が合わなかった。