「てかさ」 あたしに響く三木くんの声。 「うん?」 「ここ、公園だよね…」 ほんとだ、なにやってるんだ。 こんな公共の場で。 「うん………はなれよっか…?」 離れようと、三木くんの体を軽く押す。 けど、三木くんに断られて離してもらえなかった。 「だーめ。もうちょい充電」 あたしたちは また笑って。 あぁ、なんで こんなにも、 あたたかいのだろう…