部屋に戻ると、まだ部屋の中はうるさくて……



「あっれー?…ちづるどこ行ってたの?」


麻衣に声をかけられながら、また三木くんの隣に座る。


「とっ、といれ」


そう言って、三木くんとの事をごまかすようにジュースを注文した。

三木くんは、そんなあたしをみて笑う。そんな三木くんの態度に恥ずかしくなって自分の膝に顔をうずめた。
また、三木くんが笑って。

麻衣はあたし達の状況を理解できずにいるのか、疑問の表情を浮かべたままだ。


あたしの肩に、三木くんの大きな手が伸びて来て、ぐいとあたしを引き寄せた。



「俺ら、付き合いましたんで」


ちょっとこの人っ!
爆弾発言しすぎでしょ!!

三木くんはにっ、と笑う。


「ちょっ、みきくっ」

慌てて三木くんの口を両手で抑える
……………………けど

もう、遅かったみたい…