「ん。」


ふ、と笑った三木くんが、部屋から出て行く。


その手に引かれてあたしも出る。




歩きながら、三木くんを盗み見る。

あたしの頭は三木くんの肩までしかない。


でっかいなぁ…………



いかにも男の子、って感じだ。