7分の1のスキ。






俺の口は、いつからこんなにも言うことを聞かなくなってしまったんだろう。




部屋に戻ると、ちづるの姿はなくただ他の奴らが騒いでいるだけだった。

俺はエリカが座っている席に置いてある上着だけをとって、


「帰る」


とだけエリカに言い、部屋を出た。




エリカは

「えっ、ちょっと奏太!?」



とか言って自分も帰る準備をしていたけど、振り返ることなく店を出た。