でも、俺ちづるに会ってもいいと思ったから部屋をでたんだろ? きっとそうだ。 「ちづるも来てたんだな」 なにを言えばわからなくなった俺はとっさに、適当な言葉をちづるに向けて言った。 何言ってんだおれは!? …ちづるを見ると、少し焦っている様子で 「な…に……?」 と、俯いたまま言った。 あ……… なんか、ちづるの声聞くの久しぶりだな。