7分の1のスキ。




「ねぇねぇ、奏太は歌わないの?」

「みんなの下手くそな歌聞くだけでじゅーぶん」


そう言ってまた一口、オレンジジュースをのどに流し込む。


「やだぁー、ウケる奏太ー」


エリカの声が急にでかくなる。




…なんだよ、いきなり。



そしてエリカは俺の手からグラスを横取りし、妖美に笑った。



「奏太なにのんでんのー?」


いや、
どーみてもオレンジジュースだろ…


「エリカもほしーー」


俺のグラスに口をつけるエリカ。





エリカ 意味不明。