「あははっ、はは…っ」
笑いが止まらない。
変なキノコでも食べたかの様に。
…だって、おかしいんだもん。
三木くんがあんなに真面目な顔をして…
「うえ………はら…?」
ポカン、とした顔であたしを見つめる三木くん。
その姿がまた面白くて…
「ふっ、あははははっ」
これってもう、本気でキノコ食べちゃったんじゃないの?
「ちょっ、オレ真剣っ!…なんで笑う!?」
「ごっごめん…だって、おもしろくて…っ」
「は…はぁ!?」
三木くんはすごく動揺してる様子。
そんな三木くんを見ていても含み笑いを我慢できずにいるあたし。

![無題: 小野寺久子より [修正中]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre6.png)
