7分の1のスキ。




「俺の…彼女になって……っ」




頭が回らない。

そんなあたしをきつく抱きしめる三木くんは、少し震えていた。






「好き…なんだ…ッ」



すき。


その言葉を聞いて、やっと今の状況を理解した。


三木くんが、


あたしを……すき?




う、そ…………


「だから、俺と付き合ってくれ…っ」



もう一度言われるコトバ。


あたしの身体から締め付けていたものが離れる。