7分の1のスキ。






「だったら何?」



その言葉は、あまりにも重いものだった。
視界がグニャリと歪んで、目の前が真っ暗になる感覚。
胸から込み上げる、むせかえる様な黒い空気。

「すごいね、別れた後、すぐ彼女できて…」


「は?」


黒いものがでたのはあたしだけじゃなかった。

奏太の言葉も低くて、少し肩が震えた。


「人の事言えんの?」



……
こんなの、ただのキモチのぶつけ合いじゃん。

もう終わった事なのに、