「上原?」 『どうした?』とでも言う様にあたしを見上げる三木くん。 「…っ、ちょっとトイレ」 そう言い残してから部屋から出る。 早足でトイレに向かう。 「っ、はぁ…」 洗面台に手をついて息を吐いた。 見ていられなかった。 あんなの。 忘れるって決めたのに。 何回も何回も あたしの心の中に入り込んでくる。 もう、あの方向見ないっ! うん。そうしよう。 決意を胸にドアに手をかけた。