7分の1のスキ。


ちら、と少し前を歩く奏太の横顔を見る。


…な、んか、つまんなさそう…。

視線を前にもどして前を見て歩く。



「つまんない?」


少し前を歩く奏太が振り向いて、唐突に、聞いてきた。

「…え、うぅん。なんで」

「なんかそんな顔してたから…」


なんで……、

つまんなさそうな顔してたの奏太じゃん。