好きになった人、愛した人。

そして、触れる唇。


奈生の手が腰にまわる。


ん……んん?


奈生、すぐ離すって言ったよね?


なんか、長くない?


そう感じても、恥ずかしくて目をあけることができない。


次第に会場がざわめいてきて、「あの……そろそろ……」と、神父さんの困った声が聞こえてくる。


な、長いって!!


そっと薄目を開けてみると、奈生はバッチリ目を開いていて、そしてニヤッと笑ったのだ。