好きになった人、愛した人。

☆☆☆

コンテストへの勉強は翌日から始まった。


あたしと同じようにコンテストへ出場する生徒は他に3人いて、同じ大学の仲間でも蹴落としていかなければならなかった。


コンテスト出場者は講義が終わったあとも集められ、あたしは奈生に伝えたとおり会いに行く暇などなくなっていた。


しかも、みんな講師の目にかかっただけあってレベルが高く、あたしはとにかく置いていかれないように頑張ることで精一杯だった。


「あなたは奇抜さがいいわね」


講師にそう褒められたことを支えに、毎日必死だった。