「昔、エルフは戦闘用…つまり道具として使われてきた。ヒトとして生きられなかったのよ……それがなくなっても人間は、差別する。それを変えるために必要だったのよ」
「………なんだか、悲しい話だね? リク兄」
「お前らさ…両親居ないってことだよな?」
リクは、トーヤの話を無視し、双子の兄妹に聞いた。
「ええ、そうよ。パパはさっきいった通り。ママは…行方不明なの……」
「それを聞いてどうする? 俺らを………」
「来いよ。おいら達と一緒に!」
シトとソディに手を差し出した。
「……迷惑になるかもしれないんだぜ?」
「別にいい」
「私たち差別受けてるんだよ?」
「おいら達も一緒さ」
シトとソディは、顔を合わせて頷いた。
「…よろしく…」
「ああ。こちらこそな」

