「何って………お行儀が悪いやつに、痛い目合わせてやるだけさ」
いい終える間に、後ろから弓を取り少年の首目掛けて弓を放つ格好をする。
「……氷を集え! アイスサーズ!」
「うわっ!」
トーヤが、吹き飛ばされ少年が立ち上がり声がした方に、逃げた。
「情けないね。シト」
「うるせっ! お前と違ってエルフの力封じているから、しょうがねーだろ」
少女が、少年に向かって笑う。少年の名前は、シトと言うらしい。
「…エルフ…?」
「知ってんのか? トーヤ」
顔を覗くようにリクは、トーヤを見た。
「うん…西の国に生まれが多いけど…嫌われってるんだって」
「何でだ? 同じ、出身なのに…」
「氷の刃よ! アイスサード!」
いきなり、氷の剣がこっちに向かってきた。
「おっと、危ねっと!」
「同じ、出身? 人間は、そんなこと考えてないのよ!」
少女がまた同じ呪文を唱える。
「リク兄!」
トーヤが叫ぶ。
だが一瞬のうちに氷の剣は、砕けちりリクは、少女の後ろに立ってた。
「な、何で!?」
「さすが、トーヤ。ありがとうな」
「リク兄、危ないよ…」
「おいらは、お前が助けてくれるって分かってたからこうしたんだよ」
リクは、にっこり笑うと「さて、お前達は大人しくしてもらうか」と低い声で言った。

