シトは、下を向き唇を噛んだ。


「………いい……」


小さな声でリクはそう言い、走ってどこかへ行ってしまった。


「リク兄!」


「………また、犠牲者が…」

シトは、しゃがみこみその場に倒れた。



「シト兄…………!」