「…ソディ! 何処だ! ソディ!」

遠くからでも、男の大きな声が聞こえた。


「シト兄!」

男の名前は、シト。

そして、シトが探していソディとは、シトの双子の妹だった。


「シト、ソディがどうかしたのか?」


リクが、出てきた。

リクとシトとソディは、昔からの幼馴染みだった。


「リク! …落ち着いて聞いてれ」


「とりあえず、お前が落ち着け」

リクは、少し苦笑いして言う。

「ああ…ソディが…!」

















空気が重くなった…