ー3日前ー
「おばば様が、行かれるそうだ」
「今回は、何処だ?」
民衆たちが騒ぎだす。
「おい、何のようだよ」
「"エン"か、その口の聞き方止めろって言ってるだろ」
彼の名前は、エン。
村で唯一若い、村人だった。
「お前は、俺の親父か? お袋か?」
「いや…」
「じゃあ、いちいち否定すんな。そうゆうのが一番気に入らねぇんだよ」
注意した男は言い返さないまま「勝手にしろ。悪人の息子」と言い捨て男は去ってしまった。
「言いすぎだよ、エン」
一人の女が、エンに向かって言い放つ。
「うせっ! いちいち俺の生き方に否定すんな!…なにも知らないくせに!…」
「また、あの子…」
女は、後ろ姿のエンをじっと眺めていた。
そんなとき、一人の老婆が現れた。

