嫌な予感は、的中した。
「私が、大惨事の…原因の子」
いきなり、立ち眩みがした。
「おっと、姫大丈夫ですか?」
ヨワールが、スイを抱き抱える。
「ええ。私はどうすれば……」
いつだが治療した人から聞いたことがあった。
「昔のう、この国に津波にしては大きすぎる災害があったんだ。
わしは、そんときここに居なかったから、あまり詳しくは知らんが…
"水"様が暴れているといったやつがいたんじゃ。
だが、"水"様は、そんなことせんじゃろ? だから、そいつをからかったんじゃ」
思い出した。
全てではないけど…