「おーい! そろそろこっちもヤバそうだ。女神様を呼んできてくれ」
怪我人をみて男が仲間を呼ぶ。
「分かった。お前は怪我人をみてろ! 今呼んでくる!」
男が走り出した。
その先には…
「…私、どこから来たのかしら…?」
女が、一人で空を眺めていた。
「女神様ー!」
先程の男が、女を見つけ走ってくる。
「何でしょうか?」
「ここに、居たのですね! ここ好きですね」
女は、少し笑い「はい」と頷く。
「あ、違う。違う。それより、女神様!」
「何でしょう?」
「怪我人がまた出たのです! 治療お願い出来ますか?」
「……はい! 勿論です。案内お願いします!」
「ありがとうございます! こっちです」
男はさっき来た道の反対方向に向かった。