「拒否された男は、王殿に反抗なさった」
さっきまで、黙っていた騎士が、喋りだす。
「王殿に反抗の罰は厳しい」
「で、私の息子はどうなったのよ!?」
「今は、王宮の地下で眠ってもらっている」
王宮の地下は、牢屋がある。
「と、言うことは…」
「ああ。彼は捕まえている」
「王殿に反抗した罪でな」
女は、崩れる。
「…何もしないわよね?」
「ああ。捕まえているだけだ」
「何もしないなら、数年後牢屋から開放だろう」
女は、知らず知らずのうちに涙が出でいたのに気付いた。
「そう…」
「それだけ、伝えに来た」
「私達は王都に戻る」
「はい。わざわざ伝えに来てくれてありがとう」
騎士たちは、女のお礼を無視し王都に向かい始めた。
「村の人達が、冷たかったのはこのせいね」

