俺は心を鬼にして、瑠菜から卒業アルバムを奪った。
「きらきらした目で俺を見ても駄目だ。今日の俺は厳しくいくぞ!!」
俺は、少し強めな口調で瑠菜を叱った。
瑠菜は「けちっ」
と言いながら、不機嫌になり、近くにあった雑誌を俺に投げつけてきた。
俺は、不機嫌になった瑠菜の頭を撫でて、
「瑠菜が一生懸命仕事してくれれば早く片付けが終わる。そのあと、好きなだけ見せてやるから」
瑠菜は、撫でられている頭をコクンと頷き、また片付けの続きを始めた。
瑠菜は、頭を撫でられると少し機嫌が治るのだ。
単純な瑠菜を見て、クスっと笑い、日向も作業を始めた。
