わたしの家は、いわゆる『放任主義』で
父も母もわたしのことに一切干渉したりしない。
というよりは、関心がないだけなのかも知れないが。
もちろん一緒に学校にいく友達もいないので、
一日での一人の時間がはんぱない。
朝、起きて適当に身支度をして髪の毛に緩くウェーブをつける。
相変わらずなんの特徴もないかおだ。
よくも悪くもない。
強いて言えば白い肌と、大きな瞳だ…………………
と昔誰かに言われた。誰だったか忘れたけど。
そして朝の祈りだ。
『今日一日先生に当てられませんように。
いってきます。』
誰もいない家に挨拶をしてから家を出た。
