君と金魚、夜






「洸人さんは食べないんですか?」


「あ、いーの、一人分しか作らなかったし」


「えっ、食べてください!」


「夜は食べない日の方が多いからお腹空いてないし、一人暮らしってそんなもんだからさ、遠慮せずに」




突き出したお皿を突き返される。


あたしのためにわざわざご飯を作ってくれたみたいで悪い。




「次はあたしがご飯をご馳走します」




あたしは言う。


次もし会えたら洸人さんのために作りたい。




「ははっ、次とかあるの?また会えるの?」




笑いながら言われる。




「無いですか?」




あたしは聞く。




「分かんねえけど自分が女子高生で、24歳の男に連れ込まれてるって自覚持てよ」


「洸人さんは悪いことする人じゃ無いでしょ?」


「さーどうだろ」