「え…」 そう言って洸人さんが指差したのは超高層マンションだった。 ここは余程のお金持ちじゃなきゃ入居出来ないはずのマンション。 「水希信じられないような顔してるけど、俺お金持ちの息子だからね」 「お金持ちの息子って…かなりのなんじゃ…」 「んー、あんまり考えないようにしてる」 洸人さんはどういう人なんだろう。 お金持ちの息子って笑って言えるレベルじゃない。 あたしは洸人さんの後ろに着いて、セキュリティの高いマンションに入っていく。