君と金魚、夜






「でももうお前には会わないんじゃないかな?だから忘れていいよ」


「一度聞いたことはすぐには忘れられませんよ」


「そう?じゃあ覚えてて」




話しているうちに3年の玄関に辿り着く。




「じゃあね」


「本当に助かりました!」




先輩が手を振って、あたしがさよならを言う。





なんとなく優しい人だったな。