「えっ、いらないです」 「俺の気が済まないから」 「それじゃあこっちが悪いです」 もう関わらないと決めたのに。 「門限とかある?今7時だけど」 「決まってないです」 「飯奢る」 「悪いです、本当に」 「俺もしかしたら死んでたかもしれないし、そう考えたら、さ」 「それとこれとは別です」 「じゃあ飯作る」 この人は一歩も引かない。 一度助けたにしろ、お礼がしたいなんて律儀だ。