君と金魚、夜

「全く…お前は勉強が出来るからとやかく言われないがこれからはこういう事するなよ」


「もうしません」




一度で十分だから、もう好奇心も欲求も満たされたから、もういい。




「クラスに不満でもあるのか？」


「無いですよ？」


「ならいいが…、学年トップなんだからストレスもあるだろうけど抱えすぎるなよ？」


「分かりました」




何も抱えてないあたしにのしかかっているものは何なんだろう。


『何かあるなら相談しろよ？』そう言って担任は職員室に帰っていく。