「学祭の準備が実行委員だけじゃ進まなくて…もしよかったら華も手伝ってくれない?」



学祭の準備が大変なのは本当。


でもそれよりも、昨日みたいな悪い空気で海先輩と会いたくない。


茉侑は彼氏がどうとか言ってたし。


華は快く承諾してくれた。


まだ海先輩と色々あったことは言ってないけど。



「あたし美術得意なんだ!看板作りは任せて!」



最初は乗り気じゃなかった実行委員も華がきて少しやる気になってくれた。