君は私の太陽だ

渓君も


「いよいよ！復活だな。」


みんなが、かず君の復活と、旅行に行ける事を喜んだ。


私は武司君となかなか、目が合わせられなくて。


「美佐？こないだの伝言の女の子って？」


かず君が、質問した！


「うん！」


私は智美ちゃんの両肩に手を伸ばした。


「私なんだ！」


智美ちゃんが緊張した口で言った。


「有難う！凄い嬉しかった。」

かず君がまた両腕を上げて。


「もう！大丈夫だから！」


智美ちゃんの、頬が赤くなる。

可愛い！


恋をすると、女の子は輝くんだね！


「旅行楽しみにしてるから！」

かず君は一日も早く退院したい。


病院生活は飽きたよって、何回も言った。


「そろそろ、行きますか？」


渓君が言った。


かず君には、気付かれないように智美ちゃんに聞いた。


「どうする？」


智美ちゃんは、頬に手を当てながらかず君に、


「これ、貰って！」


可愛い封筒をかず君に渡した。

「有難う！智美ちゃん！」


そして、智美ちゃんは


「行こうか？」


安心したような、満足した顔で手招きした。


一人ずつ、挨拶をして私たちは、病室を出た。


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