「緊張しない?」
新しいクラスに、緊張感が沸くけど。
武司君が居るから、平気なんだよね!
私たちは、バスを降り、
このまま、学校へと向かった。
優しいんだね。
「大丈夫。昨日は私が悪いし…。」
「でも。愛子の親友なんて、びっくりしたよ!」
武司君は、笑いながら言った。
そして、愛子は中学の時から、変わってないこと。
誠先輩と付き合うようになってから、武司君達と全然遊ばなくなった事とか。
あと…。
面白い子が親友だったって事!
紛れも無く?
それって、私の事だよね。
「美佐ちゃんて面白いよな!!」
笑うしかなかった。
武司君も楽しそうに笑ってるし。
そんなに笑わなくても、よいんじゃない?
愛子は昔から姐御肌で、あのサッパリした性格が素敵だ。
逆に。
私は、慎重過ぎるほど心配症なんだ。
でも、恋愛となると。
逆転で…。
惚れっぽい私。
慎重派な愛子。
足して2で割ったら、ちょうどよいなって、いつも思う。
たぶん…。
今の光景って、周りから見たら、カップルに見えるのかな?
さっきからの、視線。
武司君は気付いてないのかな?
1年生の女の子達が、武司君を見ては騒いでるんですけど…。
そして、私を見る目が、怖いんですけど!
武司君って、アイドルじゃない?
やっぱり、カッコイイもん!
でも、私は…。
彼女じゃないから。。
私は、1年生女の子達に遠慮してか?
自然と武司君の、後ろを歩いていた。
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