「ライバルねぇ!」

愛子が、ため息をつく。


昨日智美ちゃんからの新情報と、渓君に会った事を学食で話していた。


「そうなんだよね!」


私は愛子につられてため息をつきながら言った。


「断るよ!!たいしたことないよ。」


「なんで?愛子は、そう思うの?」


愛子は渓君の時もそうだけど、淡々と言う!


それに!

怖い位に当たる。


「じゃあ!付き合うかも!しれないねっ。」


「どっちなの?」


「武司に、聞いてみたら?いーんじゃない?」


「…。」


私が確かめる事できないのを、分かって言ってるし!


「武司は、面倒臭い事は、好きじゃないから。
嫌、言葉が足りなかったかな?そんな簡単に受け入れないよ!慎重派だから。」


それを、聞いて!

ちょっと安心したりして。


愛子は頷きながらカレーを食べている。


「渓君も?言ってたよ!武司は奥手だって。」


「こればっかりは!分からないよ!逆にとれば案外、積極的な子が武司に合うかもしれないし!」


やっぱり愛子も?

こればっかりは、分かるはずがない。


午前中の武司君は変わらない。

いつものよーに。


挨拶して、昨日のお礼を言われたりして!


渓君も?


「まだ、聞いてないんだ!」

囁くように、私に伝えた。


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