君は私の太陽だ

「なに?人の顔、ジロジロ見てるのよ?顔になんかついてる?」

見つけちゃったんだよね!

そう、愛子の首下に、キスマークがついているを!


「ついてる!ついてる!隠そうとしても?分かるよ!」


襟を立てて、隠れていたんだけど…。

愛子が、前かがみになった時、見えちゃったんだよね!

時々、つけてくるんだー!

私は、キスマークを指差す。


「見えるんだけど?!」

愛子は、急に照れる。


「仕方ないでしょ!」

襟を整えながら愛子は言う。


「ねぇ!エッチって?どんな感じなの?」


愛子は突然の質問で、びっくりしている。


私は、テレビで見た、キスシーンとその先にある、エッチ!ってやつが?どんな感じなんだろうって…考えてたのを、思い出した!


「痛いの?」


私の、質問が続く。


「そんなの!聞いてどうするの?」


いつも愛子に質問すると、こう言うんだよね!


「今後の参考!」


「初めての時は、やっぱり痛かったよ。」


「やっぱり、痛いんだね?でもキスマークって…。誠先輩の愛の印!って感じで羨ましい!」

「美佐は、キスマークが、羨ましいのかい?」


愛子が、呆れた顔で、言う。


「どっちも羨ましいよー!」

やっぱり?

キスだって、エッチだって、好きな人としたい。


今までキスの寸前で、


「駄目だー!」


拒否反応しちゃうのって…。


やっぱり、私の気持ちが、本物じゃなかったから…。


「美佐は、ほんとっ!バカ正直なんだから!」


愛子は、爆笑していた。


「美佐がいつか?その願いが叶ったら、お祝いでもしてあげるよ!」


「愛子ったら!」


誠先輩の言葉が、よみがえる。
愛子の口癖。


『美佐ちゃんには、早く幸せになってもらいたい…』


分かってる、その時がきたら、真っ先に愛子に、言うつもりだよ…。


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